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Ubisoftが乗っ取りの危機に瀕しているとカナダの新聞The Globe and Mailで報じられています。
http://www.theglobeandmail.com/report-on-business/ubisoft-turns-to-canadian-investors-to-fend-off-takeover-bid/article28920702/


経緯をまとめると
  • かつてはActivision Blizzardの株も保有していたフランスの巨大メディアグループVivendiが去年10月にUBIの株を6%購入。その後も購入をし続け10%もの株を保有し、UBIの兄弟会社Gameloftの株購入も検討。UBIが「嬉しくない事態」と声明を発表。 
  • 今月になりVivendiがGameloftの株を30%取得。フランスの法律では30%以上保有する場合は公開買付けの強制を義務付けられる。 現在もVivendiは株保有者に市場価格より5割高い価格を提示して交渉中。
  • 一方UBIも対抗策として今週中にカナダでファンドレイジングを予定。カナダにはUBI職員が3000人も在籍(UBI全体の社員は7000強)。
  • 現在、UBI側は創業者のYves Guillemot氏とその兄弟が16%の投票権を保有し、合わせて約15%の株を持つ投資会社FidelityとBlackrockの二社がGuillemot一派に協力。9月の株主総会までに51%の投票権を取得しVivendiの侵攻を阻止するのが目標。


先日、3年掛けて業績を伸ばす計画を発表したばかりのUBIですが、魅力的な会社にはハイエナが飛びついてきます。
上層部が入れ替わるかもしれないゴタゴタというのは、開発側にも職を失うかもしれない不安を与えて開発に影響を及ぼしかねません。 なんとしてもUBIにはVivendiの侵攻を一刻も早く防いで開発に専念してもらいたいです。


参照元: The Globe and Mail  




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2015-12-10